血行促進・回復力UP・筋力UP・アンチエイジング・美肌…と、女性に嬉しい効果がたっぷりと得られる話題の加圧トレーニングですが、一人でできるものではありません。なぜ、トレーナーを付けないといけないかというと、いわゆるやってはいけないNGが多いからなんです。その元も足るものは、自己流でやることです。トレーニングでかける圧力の強さは、専用の機械でどのぐらいの負荷が最適かを計算したものです。この負荷で行わないと体を壊す元となってしまいます。酷い場合、内出血、もと酷くて血管破裂、更にひどいと・・・という具合で実は効果が高い分、危険でもあります。加圧トレーニングは、絶対に専門家の指導のもとで行うようにしましょう。

より具体的に加圧トレーニングを紹介するならば、腕や脚の付け根の部分を専用のベルトで締めて、圧力を加え血流を制限して行う方法です。1966年に発明者である佐藤義昭が法事の席で、正座で痺れた足のマッサージをした時にヒントを得ました。
筋肉に圧力を加えることによって血流を減らし低酸素状態を作り出します。すると普段使われていない毛細血管に血液が流れ始め、この状態で10分ぐらいの軽い運動を行うと、疲労物質である乳酸が溜まりだし同時に成長ホルモンの分泌が促進されます。筋肉中には代謝物が蓄積され、高負荷のトレーニングを行ったのと同じ状態になります。

トレーニング終了後、ベルトを緩め血流を通常の状態に戻すと活発になった大量の成長ホルモンの分泌が始まり、終了から約15分程で分泌量はピークに達します。

そして、トレーニングから約1時間後ぐらいに体脂肪の分解が始まり、数時間後には筋肉の合成が始まります。
低負荷でしかも短時間で高い効果が得られるため、筋力の弱い女性やお年寄りでも効果的にトレーニングを行うことが出来るメリットがあります。速筋繊維の肥大が見込めることから脂肪が燃焼しやすい体の形成が可能なため、ダイエットにも大きな効果があります。また、成長ホルモンの分泌が促進される事から、美容やアンチエイジングにも効果が期待できます。