お子さんの病気予防として関西では広く知られているのが小児鍼です。子どもに鍼なんて、とお考えの方もいらっしゃると思いますが刺しません(そもそも刺す鍼も痛くはないのですが)。小児鍼は、先の丸い充て鍼という鍼でツボをなぞるだけです。実際には表現が難しいのですが、羽でなぞられる感じという例えが多いですかね。リラックス効果があるので自律神経のバランスを整えてくれるそうですよ。関東では受けられるところも限られますが、都心からでも県内からでも交通の便がよそうな所では横浜市内の長尾鍼灸院さんが小児鍼を施術できる少ない鍼灸院です。
◆小児鍼の豆知識
小児鍼とは鍼灸療法の一分野であり、小児はり、小児針と表記されることもあります。古くは江戸時代から行なわれており、主に大阪を中心とした関西地方で発達した子どものための鍼治療です。
鍼治療と聞くと痛いのではないか、という心配をされる親御さんも多いと思いますが、小児鍼は子どもの皮膚表面を撫でる、触れる、摩擦するなどの柔らかな接触を主とする治療方法です。鳥の羽で撫でるように軽く皮膚を刺激する治療なので、中には施術中に眠ってしまうお子さんもいます。
鍼という名前は付いていますが、刺さない鍼、気持ちいい鍼が小児鍼の特徴です。
小児鍼専用の器具を用いて皮膚に軽く与えた刺激が自律神経によって脳の中枢へ伝わり、自律神経の作用を高めるため、結果免疫力や自然治癒力を高め、急激に発達する小児期の脳や身体と心のバランスをとり健康な身体を維持します。対象年齢は乳幼児から小学生位までが最も適しており、疳の虫や夜鳴き、夜尿症などで効果を発揮します。
痛みを伴わないためストレスを感じにくく、恐怖感も軽減できることから繰り返し治療を行なうことが出来ます。治療時間は乳幼児期で1回5分から10分程度、小学生でも30分程度で済みます。治療回数は症状の重さや体力によって異なりますが、3回から5回で終了することが多いです。
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