子どもの頃から自分の中で「佃煮」は好きでも嫌いでもないというくらいの存在でしたが、以前、ちょっと変わった素材で作られたものを離れて暮らす姉妹から送ってもらったことがあります。

もちろん嫌いではなかったのですが、貰った時は申し訳ないですが、それほど期待していなかったのですが、実際に食べて、今までの概念が吹き飛ぶ思いでした。

とても美味しくて、あっという間に完食してしまいました。副菜のイメージが強かったのですが、私は、それだけでもご飯がすすみ大満足でした。毎年、主人の実家には、母の日、父の日、お歳暮など何かの節には必ず贈り物をしていますが、毎年のことなので毎回何を買おうか頭を悩ませていましたが、あまりに美味しかったので、姉妹に購入店を聞いたところ、愛知の加根一という佃煮屋さんで、同じものを母の日のギフトとして送ってみました。すると、義母も美味しかったようで、とても喜んでくれ、義母のお母さんの家にまで持って行き一緒に食べたという嬉しい報告をいただくことができました。せっかく贈り物をするなら、義母たちが本当に喜んでいくれるものを選びたいですし、私も喜んでもらえて嬉しいですので、それからは、主人の実家へのギフトに毎年１回は必ず佃煮を選ぶようにしています。

まさに加根一の佃煮は送ってよし、もらって良しの佃煮です。さらに、ご自宅用に購入した際にはアレンジに挑戦してみるのもいかがでしょうか？オススメは佃煮の塩辛さにもよりますが、炊き込みご飯です。これは、先ほどご紹介した三河佃煮の加根一さんで教わった技です。特に、加根一自慢のアサリの佃煮で作った時は絶品でした。作り方は簡単、お酒と一緒にご飯を炊き込んで三つ葉を散らせば出来上がりです。是非皆さんも試してみて下さい。